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(寂しさと反抗心が)むちゃくちゃに葉子の胸を冷やしたり焼いたりした。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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寂しい
反抗する・反発する
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前後の文章を含んだ引用
......それを叔母は容赦もなくそこまで切り込んで来ているのだ。白紙のようなはかない寂しさと、「裸になるならきれいさっぱり裸になって見せよう」という火のような反抗心とが、むちゃくちゃに葉子の胸を冷やしたり焼いたりした。葉子はこんな心持ちになって、先ほどの手紙の包みをかかえて立ち上がりながら、うつむいて手ざわりのいい絹物をなで回している叔母を見おろした。 「それじゃわたしまだほか......
単語の意味
胸(むね)
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反抗する・反発するの表現・描写・類語(対立・敵対のカテゴリ)の一覧 ランダム5
火のような反抗心
有島武郎 / 或る女
反抗のスイッチが入ってしまった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
母は、伸子が軽く押すのをこばむように、足に力を入れた。
宮本百合子 / 伸子
本能的な逆の力と争いはじめました。
梶井基次郎 / 橡の花
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医師が来るまで小一時間病人と二人ぎりで、伸子は名状し難い孤立感を覚えた。この大都会の生活と自分達の生存とはいざとなると何と無関係なことか。周囲の冷然とした感じが伸子の心にこたえた。
宮本百合子 / 伸子
ちょうど朽ち腐れた土台の木に地面の 湿気 が自然に浸み込んで行くように、変な淋しさが今ジメジメと彼の心へ浸み込んで来るのをどうする事も出来なかった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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胸いっぱいこの孤独な空気で満たされてしまう。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
じっとすわったままではいられないような寂寥 の念がまっ暗に胸中に広がった。 君はそっと座を立った。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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ボートに乗って山の中の湖を一人ぼっちで漕いでいるような
丸谷 才一 / 年の残り amazon
「対立・敵対」カテゴリからランダム5
重量級のボクサーに挑む軽量級のボクサーのようなものだ。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
シャワーのような連射
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
爆撃機が、群がる鴉(からす)のように、執拗な襲いかかりで町を破壊する
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
発する言葉は尋恵の胸をちくりと刺した。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
私や妻の怒号、子供たちの悲鳴や泣き声が飛び交う、修羅場のごとき夕食のテーブル
阿部 昭 / 千年・あの夏 amazon
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