「やっぱりやめます」とは人情として言いにくい。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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言いそびれる
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前後の文章を含んだ引用
......、若者が少ない山村では、やっと林業の後継者志望が現れたと、研修生を受け入れて熱心に指導してくれる。逃げられない。助成金の三百万と、村人の喜びと熱意をまえにして、「やっぱりやめます」とは人情として言いにくい。 名古屋で新幹線を降りた俺は、近鉄に乗り換えて松阪まで行き、そこから聞いたこともないローカル線に揺られて、山の奥へ奥へと入っていった。あいかわらずわけがわからな......
単語の意味
人情(にんじょう)
人情・・・他人への思いやりや情け。
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言いそびれるの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
さっき、意を決して言おうとしたことを口にしかけたが、言葉は会話の流れに乗って、勝手に脇に逸れてしまった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「やっぱりやめます」とは人情として言いにくい。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
叫び声がこだました。暗い森で眠っていた鳥たちが一斉に飛び立つほどだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
「ルートが……ルートが……ああ……とんでもないことに……」 博士は満足に喋ることもできないくらい動揺していた。事情を説明しようとすればするほど唇は震え、額に汗が吹き出し、歯がかちかち鳴るばかりだった。
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
耳の中が綿飴でいっぱいになるような声
松浦 理英子 / 親指Pの修業時代 上 amazon
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