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互に隙 でも窺 うのか、暫くは睨合いの体 でした
芥川龍之介 / 杜子春 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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目が合う・見詰め合う・視線がぶつかる
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前後の文章を含んだ引用
......樽程の白蛇 が一匹、炎のような舌を吐いて、見る見る近くへ下りて来るのです。 杜子春はしかし平然と、眉毛 も動かさずに坐っていました。 虎と蛇とは、一つ餌食 を狙 って、互に隙 でも窺 うのか、暫くは睨合いの体 でしたが、やがてどちらが先ともなく、一時に杜子春に飛びかかりました。が虎の牙 に噛 まれるか、蛇の舌に呑 まれるか、杜子春の命は瞬 く内に、なくなってしまうと思った時、虎と蛇......
単語の意味
体(からだ)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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