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恍惚こうこつとした、失神の底に、――おそらくは、さめる時のない眠りの底に、昏々こんこんとして沈んで行った。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:80% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......な白い月と、それよりほかのものは、何一つはっきりとわからない。 「おじいさん。」  老婆は、血の交じったつばを、口の中にためながら、ささやくようにこう言うと、それなり恍惚こうこつとした、失神の底に、――おそらくは、さめる時のない眠りの底に、昏々こんこんとして沈んで行った。  その時である。太郎は、そこを栗毛くりげの裸馬にまたがって、血にまみれた太刀たちを、口にくわえながら、両の手に手綱たづなをとって、あらしのように通りすぎた。馬は言うまでもなく、......
単語の意味
恍惚(こうこつ)
昏々(こんこん)
恍惚・・・うっとりした状態。放心状態のような気持ちで心を奪われたさま。
昏々・・・1.意識がないさま。深い眠りについているさま。
2.暗くて物がはっきり区別できないさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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涙を流して手を合わせてくれた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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