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花の匂いが、閉 て切ってあるここまで匂って来る。
岡本かの子 / 河明り ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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匂いがする・におう
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前後の文章を含んだ引用
......一つにはこの庭と茶室の一劃 は、蔵住いと奥倉庫の間の架け渡しを、温室仕立てにしてあるもので、水気の多い温気が、身体を擡 げるように籠 って来るからでもあろう。 蘭科 の花の匂いが、閉 て切ってあるここまで匂って来る。 「あなたさまは、今度のお仕事のプランをお立てになる前から、河はお好きでいらっしゃいましたの」 私はざっと考えて、「まずね」と答えた。 「それじゃ、今度、わたくしご......
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風にのって彼の顔に近づいてくる何か物の腐敗した匂いが、彼の嗅覚にはたらきかけて、彼を把えているのだった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
においが全部いっぺんに胸に迫ってくる
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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生臭い魚の香は強く部屋じゅうにこもったけれども、それは荒い大海を生々しく連想させる
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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