泣いても泣いても泣き足りないようにかわいそう
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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憐れ・同情・かわいそう
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前後の文章を含んだ引用
......岡までをそそのかして、葉子を見捨ててしまったと思われる愛子の心持ちにも葉子は同情ができた。愛子の情けに引かされて葉子を裏切った岡の気持ちはなおさらよくわかった。泣いても泣いても泣き足りないようにかわいそうなのは貞世だった。愛子はいまにきっと自分以上に恐ろしい道に踏み迷う女だと葉子は思った。その愛子のただ一人の妹として……もしも自分の命がなくなってしまった後は……......
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「憐れ・同情・かわいそう」の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
嫌悪 の気持はほとんどなく、むしろ優者がみじめな者に感ずるような 憐憫 の感情が強かった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
高齢者が、長い人生経験に照らしながら、(同情する)
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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ふるさとを離れてゆく列車に乗っているような切ない気持ち
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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