耳栓をつけて湖の底に座っているような静かさ
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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静けさ・静寂
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......た。何から何まで新しいトランプのカードを一枚ずつめくる程度の音しかしなかった。友人から払い下げてもらった僕の十五年もののフォルクスワーゲン・ビートルに比べれば、耳栓をつけて湖の底に座っているような静かさだった。 車の内装もたいしたものだった。おおかたの車に関するアクセサリーがそうであるように決して趣味が良いとは言えなかったが、それでもたいしたものであることに違......
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静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
界隈がしずかなので、彼女がたたむ厚い包紙の、ゴワゴワいう音ばかり耳立った。
宮本百合子 / 伸子
胸の奥まで、脳みそのひだまで静けさが 染みこんでしまう、圧倒的な無音の世界だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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トランクのように大きい風琴
林芙美子 / 新版 放浪記
話しているのが聞こえてきた。よく聞いてると、わかってくるんだ。言葉になってくるの。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
私の帰る足音に、あわててかくす包み紙のパリパリする音が茶の間にひろがる
萩原葉子 / 蕁麻の家 amazon
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