TOP > 人物表現 > 顔 > すっぴん・化粧を落とした顔
(化粧が落ちた顔)あたしの鼻の先へ雫 を一つ垂らして、ここのところのペンキが剥 げてら、船渠 へ行って塗り直して来いと云うんです。
岡本かの子 / 河明り ページ位置:15% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
すっぴん・化粧を落とした顔
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......腹の中で感心してますと、どうでしょう、それはわたしが本当に酔ってるか酔ってないか脉 を見たのですわ。それから手首を離して、そこにあった盃を執り上げると、ちょろりとあたしの鼻の先へ雫 を一つ垂らして、ここのところのペンキが剥 げてら、船渠 へ行って塗り直して来いと云うんです。あたしは口惜しいの何のって、……でもね、そうしたあとで、あの人を見ても、別に意地の悪い様子もなく、ただ月の出を眺めてるようにぼんやりお酒を飲んでいる調子は、誰だ......
単語の意味
鼻の先(はなのさき)
ここに意味を表示
すっぴん・化粧を落とした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あざみさんはふだんもきれいだが、ふだんの彼女は必要以上にオフになっていると思う。その美しさの半分も表に出していない。ただのちょっときれいな人という程度だ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
化粧を落としたまち子姐さんの顔は、血の気も薄く精気もなかったが、 剃り込んだ 眉 の跡がそこだけ 蒼く 艶 を帯びている。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
化粧を落としたなんともいえん植物のような顔
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「顔」カテゴリからランダム5
(寝顔は)昼間よりも弱く、無防備に見えて少し心細くなる。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
「化粧」カテゴリからランダム5
隣に座ったのは初めてだった。甘い苦みを含んだような柑橘系のコロンの香りがした。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
平たいパフに粉をつけて二、三度手の甲ではたいてからそっと頬のうえや鼻筋にのせていった。これは魔法のお粉だわ。一色になって、透明感もでて
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
顔 の表現の一覧
化粧 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ