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アルコール中毒の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(仕事が終わると、)練習がすんだ後に水道の蛇口を奪い合う、スポーツ部の学生のように、おれは酒屋の立ち呑みなり、安バーなりに駆け込むのだ。渇きは、飲んでも飲んでもいやされることはなかった。まるで塩水でも飲んでいるように、飲めば飲むほどアルコールに対する渇きが増すのだった。おれの内臓は頑丈で、いくら飲んでも吐き戻したり昏倒したりという失態はなかった。《…略…》胃に穴のひとつもあけば、少くとも半年や一年は禁酒の空白期を持てただろう。 内臓は頑丈でも、おれの心には穴がいくつもあいていた。夜ごと飲みくだすウィスキーは、心にあいたその穴からことごとく漏れてこぼれ落ちてしまうのだった。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
酒を飲むと、何もやってないにもかかわらず、達成感を得られる
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
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たとえば「ナイトキャップ」的な飲み方は、量の多少にかかわらず、行動原因そのものがすでにアル中的要素に支えられている。アルコールが眠るための「薬」として初手から登場するからだ。薬に対して人間の体はどんどん耐性を増していくから、量は増えていく。そのうちに、飲まないと眠れないようになる。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
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