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太陽が海をあめ色に染めていた。波も船も灯台も、すべてがその色合いに飲み込まれていた。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
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夕方
水面・海面
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前後の文章を含んだ引用
......い描きながら、わたしとジュジュは土手を歩いていった。 結局彼らと再会できたのは、えびフライの製造過程について説明を受けてから、十日くらいたった日の夕方だった。 太陽が海をあめ色に染めていた。波も船も灯台も、すべてがその色合いに飲み込まれていた。陽射しのぬくもりはどんどん風に流されていった。土手の草がさわさわと鳴っていた。 彼らは給食室の窓の下に転がっている段ボールに、二人並んで腰掛けていた。子供は毛糸......
単語の意味
飴色(あめいろ)
飴色・・・半透明の薄く明るい褐色。麦芽のデンプンをメイン材料にして作った昔の水飴の色。
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既に橋のたもとにはすっかり夕暮の色が下りていた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
暮れなずむ道端にしゃがみ込んで、何やら遊んでいるらしい喜一と銀子の姿は、やがてとっぷり暮れてしまってからも、 闇 の奥でちらちら動いていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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お昼なので、赤い塗りの箱を山のように肩にかついで、そばやが行く。
林芙美子 / 新版 放浪記
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