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岡本かの子 / 河明り ページ位置:2% 作品を確認(青空文庫)
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店・建物の佇まい・外観
蔓(つる)
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前後の文章を含んだ引用
......け都会の麻痺 が除かれていて、しかもその冴 え方は生々しくはなかった。私はその横道へ入って行った。 河岸側の洋館はたいがい事務所の看板が懸けてあった。その中の一つの琺瑯質 の壁に蔦 の蔓 が張り付いている三階建の、多少住み古した跡はあるが、間に合せ建ではないそのポーチに小さく貸間ありと紙札が貼 ってあった。ポーチから奥へ抜けている少し勾配 のある通路の突き当りに水も覗 いて......
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店・建物の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
軒先には風で回転する古い立看板が出ていて、「古書買取・誠実査定」の文字が躍っている
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
その隣は細長い画廊で、そこだけ空気が跡切れたように人影がない。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
暑さにへたった犬が、だらしなく舌の垂らしているように見えるアパート
落合 恵子 / 夏草の女たち amazon
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蔓(つる)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
蔓自身は弓弦(ゆづる)のように張りきった
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
(野生の藤蔓が)大樹の松の幹をあたかも虜(とりこ)を捕えた綱のように、ぐるぐる巻きに巻きながら攀じ登って
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
蔓が蛇のようにからみ
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
巻蔓は、空の方へ、身を悶えながらもの狂おしい指のように、何もないものを捉えようとしてあせり立っている
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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「家・建物」カテゴリからランダム5
今風のマンションほどではないが、 洒落 た外観の鉄筋モルタル造りの建物で、塀に《第二桜荘》という鋳鉄製のプレートが 嵌められていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
(建物が)自分に向って生きもののように大きく全身を開いているのを感じた。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
(ゼニゴケ)テラテラと青光りて、鱗のように重なりひしめき
尾崎 一雄 / まぼろしの記 amazon
空の青が透いて見えるような薄い脆い花弁
大岡 昇平 / 花影 amazon
大きな樹の枝が、頭に蔽(おお)い被さるように空を遮る
夏目 漱石 / 門 amazon
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