TOP > 感覚表現 > 時間・スピード > 素早い・俊敏・瞬発力
(トカゲは)太郎の足音に驚いたのであろう、彼の影の落ちるよりも早く、一度にざわめきながら、四方へ散った。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
素早い・俊敏・瞬発力
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、その上に石塔婆 が二本、並んで、午後の日にかっと、照りつけられている。その根元にはまた、何匹かのとかげが、煤 のように黒いからだを、気味悪くへばりつかせていたが、太郎の足音に驚いたのであろう、彼の影の落ちるよりも早く、一度にざわめきながら、四方へ散った。が、太郎は、それに目をやるけしきもない。―― 「おれは、悪事をつむに従って、ますます沙金 に愛着 を感じて来た。人を殺すのも、盗みをするのも、みんなあの女ゆえである。......
単語の意味
蜥蜴・蝘蜒・石竜子 (とかげ)
蜥蜴・蝘蜒・石竜子 ・・・1.ニホントカゲのこと。石垣の間や草むらに住み、昆虫やミミズを捕食する爬虫類。短い手足を持ち、体や尾は細長い。捕まえても、尻尾を切って逃げていく。尾はまた再生する。
2.トカゲ亜目の爬虫類の総称。形態や生活はさまざまで、体長は2センチメ-トル~3メ-トル。ヤモリ・カナヘビ・トビトカゲ・カメレオンなど世界に約3000種。うちトカゲ科は600種。
2.トカゲ亜目の爬虫類の総称。形態や生活はさまざまで、体長は2センチメ-トル~3メ-トル。ヤモリ・カナヘビ・トビトカゲ・カメレオンなど世界に約3000種。うちトカゲ科は600種。
ここに意味を表示
素早い・俊敏・瞬発力の表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
栗鼠(りす)のように敏捷(すばし)っこい記者たち
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
私は熟した実が落ちるようにあの場をはなれ、川がどんどん流れていくのと同じに今に至っている
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
いつの間にか九ヵ月に入った。つわりがおさまってから、週数の進み方が速くなったように思う。つわりの間の不快な時間の沈澱を、勢いよく洗い流しているかのようだ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
時間・スピード の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ