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ほとんど一緒・大差がないの表現・描写・類語(同一・差異のカテゴリ)の一覧 ランダム5
僕のところに回ってくるどの仕事をとってみても、そこにはよりごのみするほどの差はないのだ。幸か不幸か一般的に物事というのは端っこに行けば行くほど、その質の差が目立たなくなってくる。周波数と同じことだ。あるポイントを越してしまうと、隣接する二つの音のどちらが高いかなんて殆んど聴きわけられないし、やがては聴きわけるまでもなく何も聞こえなくなってしまう。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
遅めの朝飯と早いめの昼飯のちがいくらいしかないんだ。食べるものも同じで、食べる時間も同じで、ただ呼び方がちがうんだ
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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この別館というのがまた奇妙な代物ではあったが、少くともそれには一貫したテーマが感じられた。「思想の相反性」とでもいうべきものである。一頭の驢馬が左右に同量のかいばを置かれて、どちらから食べ始めればいいのかを決めかねたまま餓死しつつあるといった類いの哀しみがそこには漂っていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
古風な寺の廊下に、紅紫とりどりの疲れた女達が、背景と二重写しみたいに、そぐわないモダンさで群れている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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