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身体が綿のようになって昏睡病 にかかったような心持ちがした
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:6% 作品を確認(青空文庫)
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眠たい・眠気
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前後の文章を含んだ引用
......みねぎしまで出掛けて揉 まして見た。ところが骨を揉 まなければ癒 らぬとか、臓腑の位置を一度顛倒 しなければ根治がしにくいとかいって、それはそれは残酷な揉 み方をやる。後で身体が綿のようになって昏睡病 にかかったような心持ちがしたので、一度で閉口してやめにした。A君は是非固形体を食うなという。それから、一日牛乳ばかり飲んで暮して見たが、この時は腸の中でどぼりどぼりと音がして大水でも出たよ......
単語の意味
昏睡(こんすい)
身体(しんたい)
昏睡・・・意識障害の程度のひとつ。意識が消失し、患者がまだ目覚めていない状態。
身体・・・人のからだ。肉体。
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眠たい・眠気の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
この何日かの疲れが巨大な波のように突然彼に押し寄せてきた。そして血液の中を生ぬるいかたまりがゆっくりと巡った。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
海綿が水を吸うように、じくじく眠りを吸収する
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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左向きにベッドに横たわっていたからだろう、左腕がぴりぴりと痺れている。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
意識は起きているはずなのに体がついていかない。全身の細胞が睡眠を求めてストライキを起こしているようだ。
七尾 与史 / 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) amazon
眠ることなんてできなかった。激しいざわめきの記憶が血管の中に残っていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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私は窓に凭 れて、しみじみと大きいあくびをした。
林芙美子 / 新版 放浪記
倦怠が苔のように生える
瀬戸内 寂聴 / 愛すること―出家する前のわたし amazon
梶井基次郎 / 冬の蠅
眠気が襲ってくる。波のように次々とやってきた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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