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往来にはくりやの煙とも夕靄ゆうもやともつかぬ薄い霧がただよって
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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霧・かすみ・もや
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前後の文章を含んだ引用
......時にはいつのまにか、乳母が住む下谷したやいけはたる曲がりかどに来て立っていた。  そこで葉子はぎょっとして立ちどまってしまった。短くなりまさった日は本郷ほんごうの高台に隠れて、往来にはくりやの煙とも夕靄ゆうもやともつかぬ薄い霧がただよって、街頭のランプのがことに赤くちらほらちらほらとともっていた。通り慣れたこの界隈かいわいの空気は特別な親しみをもって葉子の皮膚をなでた。心よりも肉体のほうがよけいに定子......
単語の意味
夕靄(ゆうもや)
往来(おうらい)
夕靄・・・夕方に辺りを覆う靄(もや)。
往来・・・1.行き来(いきき)。行ったり来たりすること。
2.道路。通り。
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