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岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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枯れ葉・葉が散る
散らばる・飛び散る
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前後の文章を含んだ引用
......みれば平凡な彼女に力抜けを感じた。どうして自分が、あんな女に全生涯までも影響されるのかと、不思議に感じた。薄暗くなりかけの崖の道を下りかけていると、晩鶯 が鳴き、山吹 がほろほろと散った。復一はまたしてもこどもの時真佐子の浴せた顎の裏の桜の花びらを想い起し、思わずそこへ舌の尖をやった。何であろうと自分は彼女を愛しているのだ。その愛はあまりに惑 って......
単語の意味
ほろほろ
ほろほろ・・・1.涙や葉っぱ、花びらなど、小さなものが次々と静かに零れ落ちるさま。
2.山鳥の泣き声などが断続的に聞こえてくるさま。「山鳥がほろほろと鳴く」
2.山鳥の泣き声などが断続的に聞こえてくるさま。「山鳥がほろほろと鳴く」
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思い思いの場所へ散っていく。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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十一月目前の空は、五時前なのに静かに夕焼けが迫っている。日のぬくもりを含まない空気が広がり始め、私は冷たくなった手をポケットに入れた。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
しかし初秋の夜空に浮かんだ月はくっきりと明るく、この季節特有の内省的な温かみを持っていた。《…略…》その穏やかな自然の光は、人の心を癒し鎮めてくれる。澄んだ水の流れや、優しい木の葉のそよぎが、人の心を癒し鎮めてくれるのと同じように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
茵(しとね)のような落ち葉の上にすわる
森 鴎外 / 山椒大夫 amazon
(赤や黄に染まりかけた紅葉が混ざった庭)庭に千代紙のようにちりばめられた赤
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
蝕まれて繊細なレース編みのように葉脈だけになった葉
森 敦 / 月山 amazon
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携帯電話は床で少し跳ねると、滑り、荷物置き場の棚の奥へと入った。海外旅行用の大きなトランクが二つ並んでいたのだが、トランク同士の隙間に潜ったのだ。樹から転げ落ちたリスが、木の根の穴に逃げ込むかのようだ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
売り物の熱帯魚みたいに人々が右往左往する
加賀 乙彦 / フランドルの冬 amazon
半成の画 が美しいように断簡にはいい知れぬ情緒が見いだされた。
有島武郎 / 或る女
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