ばたばたっと附近から雁 のように立った跫音
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:19% 作品を確認(青空文庫)
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足音・靴音
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前後の文章を含んだ引用
......「確 と、そちを見込んで」 と、特に、見込んで――に力をいれて、 「……頼んだぞ」 といった。 ひらりっと、庭戸を押して、一角は、裏門の外へ走っていた。――と、すぐばたばたっと附近から雁 のように立った跫音を、兵部は、知っていたが、黙然と、空を見ていた。家来たちも、主人の気持のまま、じっと、問わず聞かずに、黙っているよりほかなかった。 だいぶ、間 を措 いてから、やは......
単語の意味
雁・鴈(がん・かり)
雁・鴈・・・1.カモ科の鳥のうち、比較的大きい水鳥の総称。首が長く足は短い。嘴(くちばし)・足は黄色。雌雄ともに同じ色。V字型の隊列を組んで鳴きながら飛ぶ。晩秋に日本列島に来て、初春に帰る。
2.雁・鴈の鳴き声を表す言葉。雁鳴く(かりなく)。
2.雁・鴈の鳴き声を表す言葉。雁鳴く(かりなく)。
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足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
硬いヒールがアスファルトを叩く。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
スチール机の硬さを音にしたような靴音
中沢 けい / 野ぶどうを摘む amazon
じゃり、じゃり、と二十七センチの足音が聞こえる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
岡本かの子 / 雛妓
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静けさがあたりを支配し、あたかも深い水底にでも陥ったような心地
豊島 与志雄 / 理想の女 amazon
間断なく電光がうねり、まるで爆撃機の絨毯爆撃のように凄まじい破裂音がとどろいた。
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
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キャッチーボールの球みたいに、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして
山口 瞳 / えへえへえへ「山口瞳大全〈第5巻〉」に収録 amazon
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