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本屋を出ると夕焼けだった。空を行く鳥の姿が、漆黒の影に見えるほどの、濃厚な赤い空だった。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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夕焼け
鳥類
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前後の文章を含んだ引用
......雑誌を立ち読みして、新曲のCDを聴いて、過ごした。名前も顔も忘れたけど、同じクラスの女の子がいて、髪を染めてみたいねなんて、可愛いおしゃべりをした記憶がある。 本屋を出ると夕焼けだった。空を行く鳥の姿が、漆黒の影に見えるほどの、濃厚な赤い空だった。 睦月がお腹をすかしている。 何の根拠もなく、あたしは、そう思った。もう一度、コンビニに入り、有り金をはたいて、ドーナツと牛乳パックを買った。「何それ? 差し入......
単語の意味
濃厚(のうこう)
夕焼け(ゆうやけ)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
漆黒(しっこく)
濃厚・・・1.濃い。こってりしている。
2.可能性がとても高いこと。
2.可能性がとても高いこと。
夕焼け・・・大陽が沈む時、西の空が赤く染まったように見えること。太陽の光が、昼間より長い距離、空中を通って来るため、波長の短い青色の光は散乱し、波長の長い赤色や黄色の光だけが、地上に到達することで起こる現象。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
漆黒・・・漆を塗ったように光沢のある黒色。濃くて深い黒色。
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雀の群れが不揃いに電線にとまり、音符を書き換えるみたいにその位置を絶えず変化させていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
小鳥も光りのかけらの様に飛び廻っている
内田 百けん / 東京日記「東京日記 他六篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
それ(渡り鳥)が囮(おとり)の高音を聞くと、まるで鞠でも落ちて来るように、すっと林に向って下りて来る
広津和郎 / 神経病時代 amazon
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皆、眼をくぼまし、 脂 の浮いた薄ぎたない顔をしていた。三人はちょっとした事にもよく笑い、普段それ程でもない久世までがたわいなく滑稽な事を 饒舌 っていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / ある心の風景
やがて、ひしめき合う屋根や広告塔が夕闇に包まれるよりずっと早い時刻に、遠く近く次々と、人工の灯火が鈍く点りはじめる。立てた襟で耳まで覆って眺め続けていると、闇からも光からも仄白く遊離した陰のない風景が、冷気に潤んだ目のなかでかげろうのように揺れる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
暮れなずむ道端にしゃがみ込んで、何やら遊んでいるらしい喜一と銀子の姿は、やがてとっぷり暮れてしまってからも、 闇 の奥でちらちら動いていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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わたの人形みたいなかわいいひな
小出 正吾 / ポストの小鳥「小出正吾児童文学全集 (3)」に収録 amazon
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