タクシーは天道虫のように、ゆるい坂から山の手へのぼる。
永井 龍男 / 絵本「朝霧・青電車その他 (講談社文芸文庫)」に収録 作品を確認(amazon)
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車が走る
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単語の意味
天道(てんとう)
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫(てんとうむし)
天道・・・天地を支配する神。お天道(てんと)さま。転じて、太陽の別名。
天道虫・瓢虫・紅娘・店頭虫・・・テントウムシ科の甲虫の総称。背中は半球形でつやがある。赤地に黒の斑点があるものが最も多く普通。無地のものもいる。多くはアブラムシなどを食べる益虫だが、作物を食べる害虫もいる。「天道虫」の字の由来は、太陽に向かって飛んで行くので太陽の別名、天道(お天道さま)から。
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闇をつんざきつつ、五台の自動車が、無言のまま物の怪に憑かれたように疾走する
徳永 直 / 太陽のない街 (1953年) amazon
彼女の運転はうまかった。外国で免許を取った人特有の大胆なドライビングだったが、運転に慣れていて不安がなかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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岩山の麓に、寄り合うように固っている、 見馴れた数軒の家
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
この大平と云う所は庚申山の南側で天気のいい日に登って見ると赤松の間から城下が一目に見下 せる眺望佳絶の平地で
夏目漱石 / 吾輩は猫である
数本の鍾乳石 の柱は、襞打 つ高い天井の岩壁から下っていた。
横光利一 / 日輪
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エセックス級の空母にはおびただしい数の対空砲と機銃が備えつけられていた。五インチ砲十二門、四〇ミリ機銃七十二挺、二〇ミリ機銃五十二挺、まさにハリネズミ状態だ。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
船は一方の推進機で水を後ろへ、もう一つのでそれを前へやり、時々はそれを止めなどしながら段々と岸壁を離れて行った。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
車が、走り出す。街がすべり出す。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
汽車はだんだんゆるやかになって、まもなくプラットホームの一列 の電燈 が、うつくしく規則 正しくあらわれ、それがだんだん大きくなってひろがって、二人はちょうど白鳥停車場 の、大きな時計 の前に来てとまりました。
(ホームに)電車が滑り込んでくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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