レシーヴァを耳に当てて一心にラジオを聴いている人の姿が見えた。その一心な姿を見ていると、彼自身の耳の中でもそのラジオの小さい音がきこえて来るようにさえ思われる
梶井基次郎 / ある崖上の感情 ページ位置：75% 作品を確認（青空文庫）
この表現が分類されたカテゴリ
専念する
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......がミシンを踏んでいた。屋根の上の闇のなかにたくさんの洗濯物らしいものが仄 白く浮かんでいるのを見ると、それは洗濯屋の家らしく思われるのだった。またある一つの窓ではレシーヴァを耳に当てて一心にラジオを聴いている人の姿が見えた。その一心な姿を見ていると、彼自身の耳の中でもそのラジオの小さい音がきこえて来るようにさえ思われるのだった。 彼が先の夜、酔っていた青年に向かって、窓のなかに立ったり坐ったりしている人びとの姿が、みななにかはかない運命を背負って浮世に生きているように見えると......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵（すがた）
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・１．身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
２．身なり。容姿。
３．目に見える、人の形。人の存在。
４．物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
５．物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
２．身なり。容姿。
３．目に見える、人の形。人の存在。
４．物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
５．物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
ここに意味を表示
専念するの表現・描写・類語（思考・頭の中の状態のカテゴリ）の一覧 ランダム５
すべての事を忘れ果てて一心不乱に仕事の中に魂を打ち込んで行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム５
望みというものは、意固地 になって詰め寄りさえしなければ、現実はいつか応じて来るものだ。
岡本かの子 / 河明り
眠るようにおとなしく気を失って、ひょろひょろとよろめくと見る間に、くずれるように胴の間にぶっ倒れてしまった。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
あなたは殺人犯に何の制裁も与えず、社会に解き放ったんだ
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
