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客も多からず少からず、椅子 、テーブルにまくばられて、ストーヴを止めたあとも人の薀気で程よく気温を室内に漂わしていた。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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会場の熱気
繁盛している
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前後の文章を含んだ引用
......運転台や昇降口の空間から、眩 しく、丸の内街の盛り場の夜の光が燦き入った。 喫茶店モナミは、階下の普請を仕変えたばかりで、電灯の色も浴後の肌のように爽 やかだった。客も多からず少からず、椅子 、テーブルにまくばられて、ストーヴを止めたあとも人の薀気で程よく気温を室内に漂わしていた。季節よりやや早目の花が、同じく季節よりやや早目の流行服の男女と色彩を調え合って、ここもすでに春だった。客席には喧しい話声は一筋もなく、室全体として静物の絵のしと......
単語の意味
間配る(まくばる)
間配る・・・適度な間隔をおいて配置する。あちこちに分けておく。配分する。間をとる。間を配る。
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人数分の声が合わさり、地鳴りとなって大部屋を揺るがした。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
ボーカルの一挙手一投足に会場は沸いた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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繁盛しているの表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ジェイズ・バーは久し振りに客で込みあっていた。《…略…》まるで夏の盛りがもう一度巡ってきたような夜だった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
ちょうど昼食どきなので、広い店の大半のテーブルはふさがり、給仕はいそがしそうにお皿をかかえて、テーブルの間をぬって歩いていた。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
カフェ・テラスのテーブルが客で鈴なり
池田 満寿夫 / 10フランの恋人 amazon
夕方、よほど早くに飛びこまぬと、つぎからつぎへつめかける客で、ここのすばらしい焼鳥を食べることができなかった
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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彼と会うにはそぐわないような、洒落た喫茶店だった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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顔はりんごのやうに赤く
宮沢賢治 / ひかりの素足
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