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ほんとうに「良い匂いのする……」洋食屋だ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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洋食・西洋料理全般
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前後の文章を含んだ引用
......男が支配人で、チーフの安藤さんという人は十六のときからつとめている。 ともかくも、何を食べても旨い。 女主人が漬けこんだ香の物や、ほうじ茶が出るのもうれしい。 ほんとうに「良い匂いのする……」洋食屋だ。〔大黒〕の、昆布と鰹節の煮出汁で炊きあげた、油揚げ・コンニャク・ゴボウのまぜ御飯――すなわち〔かやく御飯〕は、新国劇の辰巳柳太郎の大好物だ。いまも大阪へ出演する......
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洋食・西洋料理全般の味、おいしさを伝える表現・描写(洋食・西洋料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
〔たいめいけん〕の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。 物質のゆたかさではない。 そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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アメリカ映画の食事のシーンは、むかしから、あまりおもしろいものがない。 出て来る食物も単純なものだし、多くの監督や脚本家は、食物と食卓にあまり興味をしめさぬようだ。 ところが、フランス映画になると、だいぶんにちがってくる。 ごくありふれたギャング映画などでも、食卓をたいせつにあつかう。 これはやはり、食事に執着をもつフランスの国民性から出たものにちがいない。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
野菜スープは、毎日ちがったのを作った。にんじんの日、ほうれん草の日、ポテトの日、かぼちゃ、グリンピース、カリフラワー、コーン、トマト。それぞれちょっと違った味のポタージュである。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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