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不穏な空気、といったようなものが漂っている。 男たちの、いわれのない不満、いらだち、屈辱感、体面、矜持といったものが複雑に入り混じって、一触即発の緊迫した空気となっている。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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雰囲気が悪い・重苦しい空気
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前後の文章を含んだ引用
......。 そして傷つきやすくなっている。 傷つきやすくなっているからこそ、視線が合ったりすると、つかみかかってくるのである。 牛丼屋の店内には、なんといったらいいか、不穏な空気、といったようなものが漂っている。 男たちの、いわれのない不満、いらだち、屈辱感、体面、矜持といったものが複雑に入り混じって、一触即発の緊迫した空気となっている。 ぼくはいつも思うのだが、これはどういう理由によるものなのだろう。 値段的に考えれば、一方の雄カレー専門店とそれほど変わりはない。 変わりないのに、カレー専門店......
単語の意味
屈辱(くつじょく)
不満(ふまん)
屈辱・・・恥ずかしい思いをさせられること。辱めを受けて、名誉や立場を傷つけられること。
不満・・・満足できないこと。また、そのさまやそういう気持ち。不満足。
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(別れ話に)彼は完全に泣いていた。明るいとんかつ屋の片隅は、まったく異様な空気に包まれ、従業員たちは恐れをなして皿をさげにも来なかった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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部屋は力に満ちた感じだった。明るいような、暖かいような。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
睫(まつげ)が凍った時のあの感触の、ひいやりした家庭
井上 靖 / 猟銃「猟銃・闘牛 (新潮文庫)」に収録 amazon
こんな伸々と自然のままな姿で生きていられる世界もある。
林芙美子 / 新版 放浪記
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