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チーズがとろっととけてぐつぐつ煮たってるのを、パンのみみにつけて食べる
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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(チーズ)フォンデュ
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......たことがなかった。「フォンデュって、一度食べてみたいわ」といったら、レマン湖のほとりにある山小屋ふうのレストランに、友人がつれて行ってくれた。「おいしいのよ」「チーズがとろっととけてぐつぐつ煮たってるのを、パンのみみにつけて食べるの」「白ブドー酒でとろ火で煮つめてあるの」「フーフーふきながら食べるのよ」こんな話をきいて、いやが上にも想像力をまして、あこがれていた料理だけに、食べたあとの感......
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チーズがとろっととけてぐつぐつ煮たってるのを、パンのみみにつけて食べる
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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トレイには、コーヒーやトースト、卵やハムや野菜が体裁よく並んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
生ビールに弁当、それに〝頰にあたるそよ風〟が加わると、屋外の食事の黄金の三点セットとして完璧となる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
たいていの人は、試食コーナーでぎごちなくなる。急に重厚になってしまう。 特におじさんは、試食を男女問題と同じように考えてしまうようだ。 「一度手をつけたら、それなりの責任をとらねばなるまい」 と考えてしまう。 だから態度が重厚になる。 「どうぞ」と試食の小皿を突き出されると、本心は食べてみたいのに急にムッとした態度をとり、 「オレをなめるのか」 とばかりに、険しい表情でおばさんを睨みつけるおじさんもいる。 試食は、食べてみておいしかったら購入するという正常な商取引である。 しかし見た目には、なにかこう、食べ物をタダで恵んでもらっているように見えないこともない。 おばさんのほうの態度にも、わずかではあるが、恵んでやっているという態度がほの見える。 そこのところが、おじさんのプライドをいたく傷つけるようだ。 「オレはそこまで落ちぶれてない」 という思いに駆られ、急に口惜しくなり、激しく手を振って居丈高になったりするのである。 楊子の先の、食べ物屑のようなものに、いちいち責任をとったり居丈高になったりする必要はないのだが、おじさんというものは事を重大に考えてしまうのである。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon
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