不安と憤懣 の念に襲われ
梶井基次郎 / のんきな患者 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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怒る・いかり
不安になる
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前後の文章を含んだ引用
......しく言って病室へは入れない工夫をしていたのであるが、その猫がどこから這入って来たのかふいにニャアといういつもの鳴声とともに部屋へ這入って来たときには吉田は一時に不安と憤懣 の念に襲われざるを得なかった。吉田は隣室に寝ている母親を呼ぶことを考えたが、母親はやはり流行性感冒のようなものにかかって二三日前から寝ているのだった。そのことについては吉田......
単語の意味
憤懣(ふんまん)
憤懣・・・イライラすること。怒りが発散できない状態。怒りを抑えられない気持ち。
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怒りで胸を鳩のように膨らませながら言った。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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諦めがつくはずはなく、いくらでもそれは苦痛を増していく
梶井基次郎 / のんきな患者
唐木田のひと言は、佃の胸に一滴の不安となって落ちた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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麻痺 したような鈍い不安が胸に 澱んでいる。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
恐怖と不安とが、まるで突然天からまいおりてくる鳥のように、ひょいと彼のうちにやってくる
野間 宏 / 真空地帯 amazon
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刺し貫くほど睨 めつけて
有島武郎 / 或る女
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疑いが、蛇のように私の胸の中で頭をもたげた。
伊藤 整 / 火の鳥 (1958年) amazon
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