患者・病人・けが人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(注射を何本も打たれて、)右腕の肘の内側が内出血で黒紫のアザになってきた。一見、シャブ中の腕のようだ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
ぐったりとした患者は鳥のように白く眼をあけて何か呟いた
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
(衰弱した患者)ブルーのパジャマを着ていたので、首筋と手首の白さが余計に引き立って見えた。皮膚の細胞が一個一個透明になっていくような白さだった。このままどんどん身体が透明になって、空気の中に溶けていくようなきれいな死に方を、弟はするのだろうかと思うと、不安で悲しかった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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「人の印象」カテゴリからランダム5
(生命力がある)圭子のような女は、つないだ綱の長さが許す範囲の草は、毒草といわず薬草といわず食って食って成長しようとする、動物のような生活力をもっていた。
平林 たい子 / 鬼子母神「筑摩現代文学大系 (41) 平林たい子・円地文子集 地底の歌 こういう女 嘲る 盲中国兵 鬼子母神 私は生きる 花散里 ひもじい月日 くろい紫陽花 男のほね 妖 二世の縁 他」に収録 amazon
なかはガランとして、さむざむした感じだった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
だんだん顔いろがかがやいてきました。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
今夜のビールは、ビールの味がほとんどしない。歯医者でステンレスのヘラを舌に押し当てられたときのような、味とも感触ともつかないものが口の中いっぱいに広がる
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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