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目も届かないような遠くのほうに、大島 が山の腰から下は夕靄 にぼかされてなくなって、上のほうだけがへの字を描いてぼんやりと空に浮かんでいた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:56% 作品を確認(青空文庫)
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山
遠くに見える・遠ざかる
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前後の文章を含んだ引用
......どこかで今でもその声が聞こえるようよ」 「木村がやっているのだろう」 そういって倉地は高々 と笑った。葉子は妙に笑えなかった。そしてもう一度海のほうをながめやった。目も届かないような遠くのほうに、大島 が山の腰から下は夕靄 にぼかされてなくなって、上のほうだけがへの字を描いてぼんやりと空に浮かんでいた。 二人 はいつか滑川 の川口の所まで来着いていた。稲瀬川 を渡る時、倉地は、横浜埠頭 で葉子にまつわる若者にしたように、葉子の上体を右手に軽々とかかえて、苦もなく細い流......
単語の意味
夕靄(ゆうもや)
腰(こし)
夕靄・・・夕方に辺りを覆う靄(もや)。
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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