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吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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波
うろつく・さ迷う・放浪する
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......して、きゅっと、帯を鳴らした。 「お仙、行って来るぜ。不味 かろうが、飯はひとりで食ってくんな」 「どこへ」 と、彼女の眼には不安があった。 「どこったって、べら棒め、白浪 の行く先がいえるもんけ」 とん、とん、とん、と梯子 を下りて行った。 「――秋だよ。治郎吉が金に乾 あがるなんてこたあ、近年珍しい秋かぜだ」 と、治郎吉は、自分のふところの空虚を嗤 いな......
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波の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
海水が東へ東へと落ちつきなく 苛波 を立て立て流れている
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
たけり狂う白い波頭が煙のように吹き千切れる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
波頭がとがった白い紋様に見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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うろつく・さ迷う・放浪するの表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
電柱のまわりをまわる犬のように、ぐるぐると回って歩く
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
黒ずんだ緑の木立ちの間を、私はむやみに歩く
林芙美子 / 新版 放浪記
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
川の水が土手より遥かに低く闇の底にしらしらと薄く光る
長塚 節 / 土 amazon
うしろの山手から湧いてくるらしい清水が青苔の上にささやかな音を立てて流れている
永井荷風 / ふらんす物語 amazon
冬の曇空の下の海が、どこまでも広がる鉛色の円盤のよう
北村 薫 / 水に眠る amazon
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
まるで閲兵でもするように七十八台のピンボール・マシーンのあいだをゆっくり歩いた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
コンクリートの土間に下駄の鳴るのを警戒しながら近づく
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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