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巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹 をすれずれに落ちて行った。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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投げる・飛ばす
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前後の文章を含んだ引用
......」 二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛 が背のびをしたように延びて、海を抱 え込んでいる函館 の街を見ていた。――漁夫は指元まで吸いつくした煙草 を唾 と一緒に捨てた。巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹 をすれずれに落ちて行った。彼は身体 一杯酒臭かった。 赤い太鼓腹を巾 広く浮かばしている汽船や、積荷最中らしく海の中から片袖 をグイと引張られてでもいるように、思いッ切り片側に傾いているのや......
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投げる・飛ばすの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
キャラメルをつぶてのように、三階へ投げてくれる。
林芙美子 / 新版 放浪記
巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹 をすれずれに落ちて行った。
小林多喜二 / 蟹工船
右腕を思い切りバックスイングさせてから、配電盤を四十五度の角度で力いっぱい放り投げた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
万年筆がかれの指に握りしめられて性器のように汗ばんでくる。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
美しいものを美しく画く式の凡庸なタッチ
太宰治 / 人間失格
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