(冬の蔦は)縒れ戻る枝や蔓枝だけが残り、原始時代の大匍足類の神経か骨が渇化して跡をとどめているようで
岡本 かの子 / 蔦の門 作品を確認(amazon)
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単語の意味
縒る・撚る(よる)
縒る・撚る・・・細長い糸状のものをひねる。複数の糸状のものをねじり合わせる。
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蔦(つた)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
門の裏側の若蔦の群は《…略…》大きくうねりを見せて動いている潮のようでもある。
岡本 かの子 / 蔦の門 amazon
若人の濡れ髪を干すように閂の辺まで鬱蒼と覆い掛り垂れ下る蔦葉の盛りを見て
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蔓(つる)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
蔓自身は弓弦(ゆづる)のように張りきった
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
蔓が蛇のようにからみ
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
巻蔓は、空の方へ、身を悶えながらもの狂おしい指のように、何もないものを捉えようとしてあせり立っている
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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(苔は)枯葉のようにかさかさしていた。
後藤 明生 / 吉野大夫 amazon
小石を拾うと森の中へ投げ込んだ。森は数枚の柏の葉から月光を払い落して呟 いた。
横光利一 / 日輪
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