夕空に舞い狂う赤とんぼの色。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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赤色(赤い)
トンボ
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前後の文章を含んだ引用
......の向こうにぼんやり見えた。酔った彼女を雄一が車で連れ帰ってきて、部屋まで二人で抱えていったこと……夏祭りの日、浴衣の帯をえり子さんにきゅっとしめてもらった、あの夕空に舞い狂う赤とんぼの色。 本当のいい思い出はいつも生きて光る。時間がたつごとに切なく息づく。 いくつもの昼と夜、私たちは共に食事をした。 いつか雄一が言った。「どうして君とものを食うと......
単語の意味
夕空(ゆうぞら)
夕空・・・夕方の空。
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淡いオレンジの夏アカネだ。七月も終わりになる頃、このトンボは、あたしたちの街のあちこちに、群れて飛ぶ。夏の盛りと秋の始まりが、もうそこまで来ていた。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
漆のような真黒な羽のひらひらする、繊(ほそ)く青い、たしか河原蜻蛉(かわらとんぼ)とも言った
泉 鏡花 / 縷紅新草 amazon
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漆のような真黒な羽のひらひらする、繊(ほそ)く青い、たしか河原蜻蛉(かわらとんぼ)とも言った
泉 鏡花 / 縷紅新草 amazon
朝日に霜の融け掛かる茵(しとね)のような落葉
森 鴎外 / 山椒大夫 amazon
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いなごの大群は山を越えてやってきた。はじめのうち、それは巨大な暗雲に見えた。次にぶうんという地鳴りがやってきた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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中 勘助 / 銀の匙 amazon
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