夜明けとともに、周辺が視野の中に薄ボンヤリと浮かんできた。霧は相変わらず濃い。樹木が現実の世界とは思えないような、淡い影となっていた。緑がわずかに認められる。
柘植久慶 / ラオス内戦 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
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単語の意味
淡い(あわい)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
風が霧の流れを幕のようにはためかせて傍若無人に吹きちぎっていく。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
急に四囲の草木が葉裏をかえしたような妙な空あいになり、霧のようなものが立ちこめてみえる。
林芙美子 / 新版 放浪記
手を伸ばした先が見えないくらい濃い朝霧
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
水底(みなそこ)のように初秋の夕霧が流れ渡る町々
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
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泥だらけの道には人影もありません。こんな道を見ていますと私はなぜか、人生を思い、悲しくなります。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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