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(間もなく木から落ちるいちょうの実同士の会話)ぼくはきっと黄金色 のお星 さまになるんだよ。」 「ぼくもなるよ。きっとここから落 ちればすぐ北風 が空 へつれてってくれるだろうね。」
宮沢賢治 / いちょうの実 ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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銀杏(いちょう・ぎんなん)
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......じめました。星 が一つずつきえてゆきます。 木 のいちばんいちばん高 いところにいたふたりのいちょうの男 の子 がいいました。 「そら、もう明 るくなったぞ。うれしいなあ。ぼくはきっと黄金色 のお星 さまになるんだよ。」 「ぼくもなるよ。きっとここから落 ちればすぐ北風 が空 へつれてってくれるだろうね。」 「ぼくは北風 じゃないと思 うんだよ。北風 はしんせつじゃないんだよ。ぼくはきっとからすさんだろうと思 うね。」 「そうだ。きっとからすさんだ。からすさんはえらいん......
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梶井基次郎 / 冬の日
南天の赤い実が眼の覚めるような刺戟で眼についた。
梶井基次郎 / のんきな患者
(いちょうの実)「ぼくなんか落 ちるとちゅうで目 がまわらないだろうか。」一つの実 がいいました。
宮沢賢治 / いちょうの実
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銀杏(いちょう・ぎんなん)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(いちょうの実)このいちょうの木 はおかあさんでした。 ことしは千人 の黄金色 の子 どもが生 まれたのです。
宮沢賢治 / いちょうの実
樹齢も知れぬ大銀杏の梢が、寒空に突き出ている
渡辺 淳一 / 白き旅立ち amazon
風もない青空に、黄に化 りきった公孫樹 は、静かに影を畳んで休ろうていた。
梶井基次郎 / 冬の日
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一杯に開いた皿のような花
長塚 節 / 土 amazon
まだ区画整理されていない部分は風に運ばれた雑草にぎっしりと覆われていた。驚くばかりの素速さで雑草は新しい大地に根づいていた。それはアスファルトの道路に沿って人為的に移植された樹々や芝生を小馬鹿にするように、いたるところにしのびこもうとしていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
太い逞しい喬木 や古い椿 が緑の衝立 を作っていて
梶井基次郎 / 城のある町にて
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