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銀杏いちょうが秋になると黄鼈甲きべっこういろにどんより透き通って、空とすれすれなこずえに夕月が象眼したように見える
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:59% 作品を確認(青空文庫)
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銀杏(いちょう・ぎんなん)
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前後の文章を含んだ引用
......孟棕藪もうそうやぶ小径こみちくぐると、かの女の服に翠色が滴り染むかと思われるほど涼しい陰が、都会近くにあることをかの女に知らした。  二人はある時奥沢の九品仏くほんぶつの庭に立った。 「この銀杏いちょうが秋になると黄鼈甲きべっこういろにどんより透き通って、空とすれすれなこずえに夕月が象眼したように見えることがあります」  おっとりとそんな説明をする時の規矩男の陰に、いつも規矩男から聞いたその母の古典的な美しいおもかげ沁々しみじみとかの女に想像された。  これ等の場所は普通武蔵......
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夕月(ゆうづき)
夕月・・・夕方の空に見える月。宵月(よいづき)。
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