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巻子の姿を思いだしながら、手伝ってあげたらよかったな、と白っぽく霞んでゆく意識の切れ端がひらひらする中で、そんな映像と気持ちを追いながらまた眠ってしまっていた。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:98% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......っても結局、会ったのか、会えなかったのか、大体において何をしに、ということも結局話さず、わたしは玉子にまみれた巻子と緑子、それからしゃがんで床を何度も何度も拭く巻子の姿を思いだしながら、手伝ってあげたらよかったな、と白っぽく霞んでゆく意識の切れ端がひらひらする中で、そんな映像と気持ちを追いながらまた眠ってしまっていた。 冷房の動かぬ冷たさで目が覚めて、肩がすごく冷えていた。温度をみたら二十一度になっていたので即座に切り、ぷうんと音をたてて運動が止まれば途端にぬるさがやってくる......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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眠りに落ちるほんの一瞬だけ、孤独も明日への倦怠もすべて忘れて、身体がスッと軽くなって、布団の感触が気持ち良い、眠れるだけで幸せと思える瞬間がくる。手足がぽかぽか暖まり、許された、解放されたと思える伸びやかなあの瞬間が訪れるのを、布団を顎まで掻き寄せて待つ。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
ことことと石段を降りるように寝入って行く
幸田 文 / おとうと amazon
駱駝 のように壁に 靠れて眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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