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朦朧とした写真の乾板 色の意識の板面に、(様々なイメージが去来する)
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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ぼんやり・朦朧・ボーっとする
雑念・思いが頭に浮かぶ
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前後の文章を含んだ引用
......の存在は器用に分裂 したものだ」 もくもくの水の湧き上る渦の音を聞いて復一の孤独が一層批判の焦点 を絞り縮めて来た。 復一は半醒半睡 の朦朧 状態で、仰向けに寝ていた。朦朧とした写真の乾板 色の意識の板面に、真佐子の白い顔が大きく煙る眼だけをつけてぽっかり現れたり、金魚の鰭 だけが嬌艶 な黒斑を振り乱して宙に舞ったり、秀江の肉体の一部が嗜味 をそそる食品のように、なまなま......
単語の意味
朦朧(もうろう)
朦朧・・・意識や視界、意味などがハッキリしないさま。ボーっとしていて、クリアでないさま。おぼろげなさま。ぼんやり。
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青黒い幽鬼のような姿
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
美しい朦朧の意識が紅靄 のように彼を包んだ。
岡本かの子 / 金魚撩乱
その眼はある一点を凝視めていて、すぐ前の道を通るわたしを空気のように無視していました。
大原 富枝 / ストマイつんぼ (1957年) amazon
岡本かの子 / 金魚撩乱
声低く濃霧のかなたでせせら笑われているように朦朧とする
開高 健 / 地球はグラスのふちを回る amazon
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神経衰弱から来る妄念
岡本かの子 / 金魚撩乱
もう一度、首都圏に戻るか。それともむしろ、博多にでも出て、新しい仕事を探すか。──そんな考えが、時折、不意に脳裡を 過っては、手を伸ばして触れてみるのも 億劫 で、そのまま消えるに任せていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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美しい朦朧の意識が紅靄 のように彼を包んだ。
岡本かの子 / 金魚撩乱
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朝から晩まで二十日鼠のようにからだを動かしている
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
熟考するような顔
宮本百合子 / 伸子
その犯人の姿を思い出し、可能性を次々と列挙していく。自分たちの取るべき行動と、起こりうる事態を想像してみる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
色んな疑問や不可解が、雲の如く渦巻き起って
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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