梶井基次郎 / 雪後 ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......寄るかもしれない。家捜しが手間どったら寄らずに帰る」切り取った回数券はじかに細君の手へ渡してやりながら、彼は六ヶ敷 い顔でそう言った。 「ここだった」と彼は思った。灌木 や竹藪 の根が生 なました赤土から切口を覗かせている例の切通し坂だった。 ――彼がそこへ来かかると、赤土から女の太腿 が出ていた。何本も何本もだった。 「何だろう」 「それは××が南洋から持って帰って、庭へ植えている○○の木の根だ......
単語の意味
赤土(あかつき・せきど)
灌木・潅木(かんぼく)
赤土・・・赤い土。赤色は鉄分に由来するもの。
灌木・潅木・・・人の背より低い木。背の低い木。低木(ていぼく)。⇔高木(こうぼく)。喬木(きょうぼく)。
「灌・潅」は、「こんもりと群がり生える」さまをあらわす字。
「灌・潅」は、「こんもりと群がり生える」さまをあらわす字。
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山道・峠道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
中腹に帯のようにひろがった道
円地 文子 / 妖 amazon
この頂をちょうど巨大な擂鉢のふちをたどるように半周して
牧野 信一 / ゼーロン amazon
峠の向こう側からやっと匍(は)い上がってきたように見える濃霧が、峠の上方一面にかぶさる
堀 辰雄 / 美しい村 amazon
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みちの雪はかたまってはゐましたがでこぼこでしたから馬はたびたびつまづくやうにしました。
宮沢賢治 / ひかりの素足
人通りの多い往来は相変わらず毛生欅 の並み木のかげにいろいろの店を並べています。
芥川龍之介 / 河童
「海の中道」が帯のように伸びて
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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