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形而上的な世界
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単語の意味
形而上(けいじじょう)
形而上的(けいじじょうてき)
形而上・・・形を持たず、五感では確かめられないもの。精神的なもの。頭で考えたり、心で感じて生まれてくるもの。 形を知覚できないもの。無形。「命」や「死」や「心」なども形を超えた、形而上であるといえる。⇔ 形而下(けいじか)
形而上的・・・精神的。頭で考えたり心で感じたりして。 ⇔ 形而下的(けいじかてき)
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あり得たかもしれない、まったく別世界の、別の人生
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
(パラレルワールドに入り込む)どこかの時点で私の知っている世界は消滅し、あるいは退場し、別の世界がそれにとって代わったのだ。レールのポイントが切り替わるみたいに。つまり、今ここにある私の意識はもとあった世界に属しているが、世界そのものは既に別のものにかわってしまっている。そこでおこなわれた事実の変更は、今のところまだ限定されたものでしかない。新しい世界の大部分は、私の知っているもともとの世界からそのまま流用されている。だから生活していくぶんには、とくに現実的な支障は(今のところほとんど)ない。しかしそれらの「変更された部分」はおそらく先に行くにしたがって、更に大きな違いを私のまわりに作り出していくだろう。誤差は少しずつ膨らんでいく。そして場合によってはそれらの誤差は、私の取る行動の論理性を損ない、私に致命的な過ちを犯させるかもしれない。もしそんなことになったら、それは文字通り命取りになる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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君の乗った列車はポイントを切り替えられたことによって、この世界に運び込まれてきた
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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