白く化粧した女
梶井基次郎 / 冬の蠅 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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化粧・白粉をした顔
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前後の文章を含んだ引用
......はどこへ行ったか。私はそんなところには一種の嗅覚でも持っているかのように、堀割に沿った娼家の家並みのなかへ出てしまった。藻草を纒ったような船夫達が何人も群れて、白く化粧した女を調戯 いながら、よろよろと歩いていた。私は二度ほど同じ道を廻り、そして最後に一軒の家へ這入 った。私は疲れた身体に熱い酒をそそぎ入れた。しかし私は酔わなかった。酌......
単語の意味
化粧・仮粧(けしょう・けそう)
化粧・仮粧・・・粧(めか)して(=飾り立てて)化けること。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
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化粧・白粉をした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
こってり化粧をしていた。
梶井基次郎 / 城のある町にて
夢野久作 / ドグラ・マグラ
水紅を頬へ日の丸のようになすりつける。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「顔」カテゴリからランダム5
顔は、すこし弾んで棗 の実のような色になった。
岡本かの子 / 母子叙情
男は、べっとりと油ぎった顔色の悪さで、口を開けて眠っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
「化粧」カテゴリからランダム5
波津子は強い化粧のせいか別人のように華やかに見えた。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
彼女の手指の爪には、上品な白とベージュのフレンチネイルが施されて小粒のラインストーンが光っている。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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