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ふと、眼をあけると、うつつな、渋い網膜 に、大きな人影が映った。
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:63% 作品を確認(青空文庫)
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寝起き・目が覚める
うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)
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前後の文章を含んだ引用
......すがたと、二包の金が、眼について寝られなかった。そのうちに、頭が思案につかれて、眠りに落ちた。 ――もう明け方。 何か、冷たい手にでも撫でられたような気がして、ふと、眼をあけると、うつつな、渋い網膜 に、大きな人影が映った。絞 りの手拭で、頬冠 りをして、壁の下を、這ってゆくのであった。 「おやっ?」 夢中で、彼女が、ふとんを刎 ね退 けたとたんに、男は、ぬっと立って、裏口へ飛び出そうとした......
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(ゆっくりと目覚める)音楽の音で目がさめた。それほど大きな音ではない。聞こえるか聞こえないか、そんな遠い音楽の響きだ。しかしその響きは顔のない水夫が夜の海に沈んだ 碇 をゆっくりとたぐりよせるように、徐々に、しかし確実にぼくを覚醒させた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
その朝私は、突然ぱっちりと目覚めた。はじめに目に飛びこんできたのは、カーテンのすきまから見える透明な夏空だった。今まで見ていた夢によく似たトーンのように思えた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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夢を見ていたのか? そう。一時は私も夢とばかり思っていた。だが、あの女の記憶は妙になまなましい。
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
彼は足を投げだして、いぎたなく眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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