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赤ん坊のころあまり母親に抱いてもらえなかったのか、後頭部が笑ってしまうほどの絶壁だった。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......に相づちを打つ妻の様子がありありと目に浮かんだ。 店に入ってきたのは、最近まで母親に連れられて来ていた近所の小学生で、鎧兜をつけた日本人形のように可愛いのだが、赤ん坊のころあまり母親に抱いてもらえなかったのか、後頭部が笑ってしまうほどの絶壁だった。 それでもこの子のように、近所の床屋に通ってくれるうちはいい。それが中学校、高校と上がるうちに洒落っ気が出て、髪を伸ばしたいだの、あの床屋で切ったらダサくなるだ......
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赤ん坊(あかんぼう)
赤ん坊・・・赤ん坊】生まれて間もない子供。また、おなかの中の子供。身体が赤みがかっているからいう。赤子(あかご)。赤ちゃん。
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おむすびのように大きな里い頭
島尾 敏雄 / 島の果て (1978年) amazon
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安西は鶏のように首を動かしていた。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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