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狭い石段を昇ると、まっすぐに夕陽が目を刺した。 ずいぶん長い間暗闇にいたのか、瀧くんの目にはひりひりと涙が滲む。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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まぶしい・まぶしさ
夕日・西日
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前後の文章を含んだ引用
......叩かれる。違う。これは水だ。水滴が、さっきから私の頰に落ちているのだ。上半身を起こして、私はようやく気づく。「……私、瀧くんになっとる!」と、思わず声が出る。 狭い石段を昇ると、まっすぐに夕陽が目を刺した。 ずいぶん長い間暗闇にいたのか、瀧くんの目にはひりひりと涙が滲む。昇りきったそこは、もしかしたらと思っていた通り、ご神体の山の上だった。 どうして、瀧くんがこんなところに? なんだかよく分からないまま、私は巨木の下を出て、窪地......
単語の意味
夕日・夕陽(ゆうひ)
暗闇(くらやみ)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
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まぶしい・まぶしさの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
立ちくらみがするほど眩しかった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
全世界がびかーと光った。 目がくらみ、立っていられないほどの光量だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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夕日・西日の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。
太宰治 / 走れメロス
夕日が彼を柔らかく包んでいた。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
夕陽が怖いくらい赤かった。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
西に傾いた陽の光を受けて山肌が橙色に移る
福永 武彦 / 草の花 amazon
西日が私たちの足元に長くのびていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「光と影」カテゴリからランダム5
雷雲に襲われた渓間のようにけわしく暗い影
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
地を割って奈落の底に下りていくような暗さを増す道
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
影が鋳込んだように濃い
日野 啓三 / 抱擁 amazon
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
そこだけは星が光っていないので、雲のある所がようやく知れるぐらい思いきって暗い夜だった。
有島武郎 / 或る女
墨汁の中を泳いでいるような世界
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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