有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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頭に血がのぼる・逆上する・キレる
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前後の文章を含んだ引用
......く性 の合わないこの妹が、階子段 を降りきったのを聞きすまして、そっと貞世のほうに近づいた。面 ざしの葉子によく似た十三の少女は、汗じみた顔には下げ髪がねばり付いて、頬 は熱でもあるように上気している。それを見ると葉子は骨肉 のいとしさに思わずほほえませられて、その寝床にいざり寄って、その童女を羽 がいに軽く抱きすくめた。そしてしみじみとその寝顔にながめ入った。貞......
単語の意味
上気(じょうき)
頬(ほお・ほほ)
上気・・・頭に血が上ってぼーっとなること。のぼせること。のぼせて顔が赤くなること。
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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頭に血がのぼる・逆上する・キレるの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
灰を落としたストーヴのように、そんなとき彼女の顔には一時鮮かな血がのぼった。
梶井基次郎 / 冬の日
突然自分でも思いもよらない憤怒が葉子に襲いかかった。
有島武郎 / 或る女
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毅然 とした目で橋の上の 釣り人を 睨みつける。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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