イカは浜に揚げられたときは透明で、じきに赤茶けて次に白くなる。新鮮なのはこの辺りまでだ。
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イカ
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単語の意味
赤茶け(あかちゃけ)
烏賊・柔魚(いか)
赤茶け・・・赤の入った茶色。色あせたり、日にさられて変色するとこの色が出ることもある。
烏賊・柔魚・・・ツツイカ目とコウイカ目の軟体動物の総称。触腕(しょくわん)が1対、足が4対の計10本が口の周りにある。4対の足は多くの吸盤を具える。1対の触腕は非常に長く、先端だけに吸盤があって、伸ばして餌をつかむ。敵に会うと腹の中の墨を吹き出し、敵の目をあざむき逃げる。食用。「墨魚(ぼくぎょ)」とも。
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水晶玉の中にルビーが輝いているようで、手で押すとぷつんと音がしてはじける
渡辺淳一 / 北国通信 amazon
川がにを入れると、それはひとしきりあばれて鍋の内側をハサミでひっかいたあと、スーと静かになった。そうしたら濁っていた川がにの赤色が、ピカピカに光った純粋な赤色に変化
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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