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周りの女の子の身体に比べて、あまりに自分はいびつだった。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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みにくい顔
スタイルが悪い
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前後の文章を含んだ引用
......をこらえて、目を瞑る。明日には鏡に布をかけてしまおうと思いながら、私はシーツの中で、あばらの浮き出た胸を抱えて蹲った。 翌日の身体測定で、私は終始俯いていた。 周りの女の子の身体に比べて、あまりに自分はいびつだった。「結佳ちゃあん、どうだった?」 見せ合いっこをしようという佳代子ちゃんを振り切って、「私、先に戻るね」と廊下に出た。 早くジャージを着て、身体を隠してしまいたか......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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みにくい顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私を「女子」とみなさないのも当然かもしれない。私は生物学上メスであっても、いわゆる「女子」という生き物ではないのだ。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
鏡の中の自分を見て、ずっと夜が続けばいいのに、と思った。昼間の世界で光に晒されて生きるには、あまりに貧弱な醜い姿だった。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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スタイルが悪いの表現・描写・類語(体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大きい鏡にうつったところはまず健康児。少しも大人らしくない、くりくりとした桃色の裸。
林芙美子 / 新版 放浪記
胴と足の寸法の合わないだるま女
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
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「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
あんなにむやみにおなかがふくれるのか私にはわからない。
林芙美子 / 新版 放浪記
小柄ではあるが、小さな鉱石が硬いのと同じように、頑丈な身体つき
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
肩の薄くなった男
林芙美子 / 新版 放浪記
大きな腹を抱えて起き上がれない体が、河から引き摺り上げた重い一本の丸太のよう
平林たい子 / 施療室にて amazon
「顔」カテゴリからランダム5
すみれは一般的な意味あいではとても美人とは言えなかった。頰がこけて、口はいささか横に広がりすぎていた。鼻は小さくて少し上を向いていた。表情は豊かで、ユーモアを好んだけれど、声をあげて笑うことはほとんどなかった。背が低く、たとえ機嫌の良いときでもつっかかるような口のきき方をした。口紅や眉ペンシルなんて生まれてから一度も手にしたことはなかったと思う。ブラジャーにサイズがあるということだって、正確に知っていたかどうかあやしいものだ。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
あまりに完全な立派さが却って悲運を想わせるような顔立ち
岡本かの子 / 生々流転 amazon
深い疲労と、極度な喫煙で、どろんとした顔付きになっている
岡本かの子 / 母子叙情
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