TOP > 感覚表現 > 音の響き > 風の音


カテゴリ検索 単語の意味
そこにねむりますと、ざあざあいていた風が、だんだん人のことばにきこえ、やがてそれは、いま北上きたかみの山の方や、野原に行われていた鹿踊りの、ほんとうの精神を語りました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
風の音
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
 そのとき西のぎらぎらのちぢれた雲のあいだから、夕陽ゆうひは赤くななめにこけの野原に注ぎ、すすきはみんな白い火のようにゆれて光りました。わたくしがつかれてそこにねむりますと、ざあざあいていた風が、だんだん人のことばにきこえ、やがてそれは、いま北上きたかみの山の方や、野原に行われていた鹿踊りの、ほんとうの精神を語りました。  そこらがまだまるっきり、丈高たけたかい草や黒い林のままだったとき、嘉十かじゅうはおじいさんたちと北上川の東から移ってきて、小さな畑を開いて、あわひえをつくっていました。  あるとき嘉十は、くりの......
ここに意味を表示
風の音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
(ピアノの)音色の細緻な階音に、まるで栗色の落葉でもふるような哀愁を感じた。
林 芙美子 / 市立女学校「林芙美子作品集〈第2巻〉清貧の書 (1956年)」に収録 amazon
「風」カテゴリからランダム5
前後左右に吹きめぐる風
夢野久作 / ドグラ・マグラ
海からあがって来た風
梶井基次郎 / 城のある町にて
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧 
風 の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分