天の青、海の青のなかを、かもめのようにゆらゆらしているようなおぼつかなさ
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 作品を確認(amazon)
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曖昧・はっきりしない
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深海のたった一匹の魚をつろうとしているほどあいまいなもの
円地 文子 / 女坂 amazon
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彼はこのとき自分の体の中に一つの大きな奇妙な穴のようなものがあいているのを認めた。そしてその大きな空洞には、細い奥深い肉の襞膜が無数にあって、それがいまは全く乾ききって湿気の当るのを待っている。そして彼はその乾燥した襞膜を、濡らしてやらなければならないのである。《…略…》彼は自分の干された茸のような内部を、しめしてやらなければならない。
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
ジェイは僕に顔を洗えと言った。たとえビールを一ケース飲んだって顔さえ洗えば運転できると信じてるんだね。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
洪水の中に浮んで遠く流されてゆく死骸のように酔っている。
伊藤 整 / 灯をめぐる虫「伊藤整作品集〈第7巻〉火の鳥,灯をめぐる虫,たわむれに,生きる怖れ (1958年)」に収録 amazon
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