まるでガラス壜(びん)に入れられた蠅のように虚無という不可能に突き当りながら、とび廻っていたのだ。
椎名 麟三 / 永遠なる序章 作品を確認(amazon)
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むなしい・虚無感
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単語の意味
虚無(きょむ)
蠅・蝿(はえ)
虚無・・・むなしいこと。人生のむなしさを意識すること。この世のありとあらゆるものに価値や意味などないと認めてしまうこと。
蠅・蝿・・・ハエ目ハエ亜目ハエ下目に属する昆虫の総称。羽は二枚で触角は太くて短い。食べ物などにたかり、伝染病を媒介する。長い口先を使って液体などを舐める。幼虫はいわゆる「うじ」。不快なもの、五月蝿(うるさ)いものの代名詞にも使われる。
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