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(デミグラスソース)洋食屋の扉を開けた瞬間、鼻をくすぐる特有のあの匂いは、思うに主として熱したラードとデミグラスソースの芳香が渾然一如となったものである。もうそれだけで腹の虫が鳴き、生唾が沸いてくる。
佐藤隆介・近藤文夫・茂手木雅章 / 池波正太郎の食卓 作品を確認(amazon)
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単語の意味
芳香(ほうこう)
ラード(らーど)
渾然一如(こんぜんいちにょ)
一如(いちにょ)
腹(はら)
芳香・・・芳(かぐわ)しい香り。いい匂い。素敵な香り。
ラード・・・豚の脂。豚の脂を精製した食用油。
渾然一如・・・別々のものが混ざり溶け合って、お互いの区別がつかないほど一体になるさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。渾然一体。
一如・・・一体なこと。一つにまとまっていること。違いがないこと。
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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(ドイツ料理)「ここの料理は結構いけますよ」ダイニングルームは、その割に客が少なかった。料理は典型的なドイツ風で鹿肉やうさぎ、野鳥などが豊富だった。
平岩弓枝 / 葡萄街道(ワインロード)の殺人 amazon
ほんとうに「良い匂いのする……」洋食屋だ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
〔たいめいけん〕の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。 物質のゆたかさではない。 そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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