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松明を映した鹿の眼は、明滅しながら弾動する無数の玉のように輝いた。
横光利一 / 日輪 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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揺れる炎・ともし火
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前後の文章を含んだ引用
......線を描いて拡がると、たちまち全山の裾を円形に取り包んで縮まって来た。鹿の流れは訶和郎の馬を浮べて逆上した。再び彼らの団塊は、小山の頂で踏み合い乗り合いつつ沸騰した。松明を映した鹿の眼は、明滅しながら弾動する無数の玉のように輝いた。その時、一つの法螺ほらが松明の中で鳴り渡った。兵士たちの収縮する松明のは停止した。それと同時に、芒の原の空中からは一斉に矢の根が鳴った。鹿の群れは悲鳴を上げて散乱......
単語の意味
玉のよう・珠のよう(たまのよう)
玉・珠(たま)
明滅(めいめつ)
鹿(しか)
玉のよう・珠のよう・・・真珠のよう。宝石のよう。張りがあって美しい。なめらかな。
玉・珠・・・1.丸いもの。丸くまとめられたもの。ボール。
2.丸い宝石や真珠。
明滅・・・光が明るくなったり暗くなったりすること。明かりをつけたり消したりすること。
鹿・・・シカ科の哺乳動物の総称。足は細長く華奢な感じで、雄は枝分かれした大きな角を持つ。成長したものでは40cmほどで、毎年生えかわる。草食。山林に住む。
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蝋燭の光が、吹きすさぶ雨の中でちらちら並んでいた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ揺れる炎・ともし火蝋燭(ろうそく)
炎の津波に呑まれる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
煙は狼火のような形に低く流れた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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